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思い出
2006 / 07 / 08 ( Sat )
お袋がホスピスに転院して初めてお見舞いに行った。

今読んでいる本を持っていって、お袋が起きなくても退屈しないようにした。

行ってみると30分程度でお袋は目を覚ました。

本持ってきたからここに座って読んでるね。と言うと
「どうぞ。好きにして良いよ」
とわりとはっきりした返事だった。

ごはんが用意されていたのでおかゆを自分でちょっと食べたけど「おいしくなーい」と首を振りながら言った。
ブドウ食べる?と聞くとうんと返事。
ブドウをひとつずつ食べさせるととてもおいしそうに食べた。

しばらくして寝てしまった。

また1・2時間してからお袋が起きた。

「お腹すいた」「ぶどう食べたい」というようなやりとりをした。
けどぶどうは片付けてしまっていた。

それからお袋の手を握ったらかなりしっかりと握り返してくれた。

今まで6月10日以来お袋はオレの顔を見ても誰だか分かっていないのだと思っていたし、お袋はオレの事を思い出さないと覚悟してたんだが、この時はオレのことが分かっているんだと確信できた。

親父が来てからはきびきび動いた。
体を自分で起こしたり
「今日お風呂に入ってくたびれちゃったのよー」
この言葉はとてもはっきりしていた。

お袋がまた寝てしまうと親父は一緒に散歩に付き合ってくれという。

裏道で安全に早くバス停に到着する道がありそうだから一緒に来てくれというのだ。

天気が良くてそんなに暑くもない日。
親父と森の中を歩いてバス停探しの探検をするのは楽しいことだ。
子供の頃を思い出す。

帰り道にはでっかいスズメバチがオレの近くをブーンと飛んだ。
親父はしげ危ないぞって言ってでっかい棒を持って走ってきた。

ちょっとしたらスズメバチは飛んでいったがかなり怖かったので子供の頃と同じ思いで親父を頼もしく思った。

こんな機会もお袋がくれたプレゼントかなとふと思ったりする。
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